厨房機器のお得な入手方法

厨房機器は、お店の工事を依頼した内装業者に、工事と一緒に注文するのが一般的ですが、内装業者を経由しないで厨房機器を手に入れる方法もあります。

インターネット経由で厨房機器を購入したり、中古の厨房機器を購入するとコストを下げられますが、その際の注意点もあります。以下で厨房機器のお得な入手方法と、その注意点について見ていきましょう。

厨房機器のお得な入手方法

インターネット販売の活用

最初の方法は、「インターネット販売」の活用です。

中間マージンを排除したインターネット販売は、内装業者を経由するより、確実に安く厨房機器を手に入れることができます。

インターネットには厨房機器を販売するサイトがたくさんありますので、「厨房機器 販売」などで検索すれば、いくらでも販売しているサイトを探すことができます。

中古の活用

もう1つの方法は、「中古」の活用です。改装や転廃業の多い飲食店では、中古厨房機器などの市場が活性化しています。

厨房機器や設備機器はもちろん、調理器具や食器にいたるまで、ありとあらゆるモノが中古として出回っており、こちらもインターネットで簡単に探すことができます。

厨房機器なら「厨房機器 中古」などで検索すれば、いくらでも販売しているサイトが見つかります。

作業台やシンクなどの板金モノに関しては、ちょっと傷がついている程度では何の支障もないので、中古でも構いません。コンべクションオーブン(コンベックス)や餃子包み器のような特殊で高額な機器は、中古で買うのもありでしょう。

インターネット購入の注意点

厨房機器

ただし、新品・中古のいずれにしても、インターネット経由で厨房機器を購入する際に注意すべきことがあります。それは、搬入費用とアフターサービスの問題です。

インターネット販売で価格が安い場合の多くは、厨房機器の搬入費が含まれておらず、購入する際は単純に物の値段だけで、別途配送料がかかるケースがほとんどです。軒先渡しといって、店の前にポンと置いていかれてしまいます。

軒先渡しされた厨房機器を搬入して、きちんと設置するのは内装業者になりますが、追加で工事費用がかかりますので、結局は高い買い物になりかねません。

インターネット販売で厨房機器を購入する場合は、サイズが収まらない、レイアウトに合わないなど、トラブルが多いです。内装業者に任せる方が無難ですし、自分で購入する際も内装業者に相談してから購入しましょう。

また、厨房機器のメンテナンスに関しても別途費用になっていたり、業者によってはメンテナンスそのものを販売メーカー任せにして放棄しているところすらあります。

さらに、メーカー保証は新品は通常1年ですが、中古では3ヶ月と短かったり、付いていない場合もあります。金額だけを見て判断せず、総合的に見て得になるように判断を下す必要があります。

設備機器・照明器具

例えば、グリストラップや照明器具をインターネットで安く購入して、購入したものを内装業者に支給して工事してもらう場合は、メンテナンスや故障した際に別途費用が発生します。

自分で購入せず、内装業者が設備業者から直接仕入れていれば、何か不都合があってもほとんど無料で対応してもらえますから、設備機器や照明器具については内装業者に任せた方が安全でしょう。

便器をインターネットで買っても、接続部分に指定のビスがあったり、給水バルブが必要になったりします。家庭用とは違うので、簡単には部品が手に入りません。開店日が決まっているのに、間に合わなくなってしまったら目も当てられません。

ですから、インターネットの方が安くなるのは分かっていても、設備業者から上がってきたままの見積りで、お客様に提示する内装業者が多いのです。

そのかわり、設備工事を内装業者にお任せした場合は、納期や搬入の全責任を内装業者に負ってもらいます。そうしておけば、もし開店後にトイレが詰まってしまっても、納入業者を呼んで無料で直してもらえます。

つまりLED照明と同じで、最初は多少高くても、長期的に見れば安くなります。開店後に余裕ができたらやろうと考えていると、たいていやらないでそのままになります。開店後にやるとしても、余計に工事費用がかかります。

設備は後から工事するのが難しい部分なので、設備工事はコストダウンせず、削るなら内装工事の費用を削って、余裕ができてから追加で内装工事を行うようにする方がベターでしょう。

海外製の厨房機器

東南アジア製などの海外製の厨房機器は安いと思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。厨房機器に関しては、東南アジアは日本国内で使い古された中古の輸出先であり、製品の輸入元にはなっていません。

海外製の厨房機器の多くはイタリアやドイツなどのヨーロッパ製が中心で、国産よりもかえって割高になる傾向があります。厨房機器のメンテナンス等の費用も国産のものより高くなります。

オープンキッチンで厨房機器も含めて見せるデザインにしているなど、よほどデザイン的にこだわりがある場合を除いては、海外製の厨房機器はおすすめできません。

厨房機器のリース

インターネット販売や中古の活用以外で、厨房機器の費用をコストダウンする方法として有効なのは、厨房機器のリースを活用することです。

ほとんどの厨房機器がリース可能ですし、内装業者のほとんどが設備機器や厨房機器のリース会社と提携していますので、率直に申し出れば喜んで紹介してくれます。

自分で厨房機器のリース会社を探しても構いませんが、内装業者に頼んでおけばアフターサービスやメンテナンスの面でも安心です。その内装業者がデザインしたお店なので、最も相応しい厨房機器を選んでくれることは間違いありません。

どうしても中古の厨房機器でコストダウンを図りたいということであれば、事前に購入したい厨房機器を内装業者にきちんと伝えて、それに合った内装デザインにしてもらいましょう。

新品と中古の両方の見積りを取って、開業当初のお金だけでなく、長期的な視野に立って価格を見比べるのが良いでしょう。

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